4D Chart ドキュメントに2 つ以上のオブジェクトが存在する場合、オブジェクトメニューの調整サブメニューの各項目を使用して、各オブジェクトを調整することができます。
オブジェクトを描画する際、各オブジェクトの一部または全体を互いに重ね合わせることができます。各オブジェクトが互いに重なり合っている場合に、それぞれが配置される順番は“積み重ね順序”と呼ばれます。オブジェクトの操作を行う際に、各オブジェクトの積み重ね順序を変更したい場合があります。これを行うためにはオブジェクト>調整サブメニューコマンドを使用します:
- 最前面へ: オブジェクトを最前面に移動すると、そのオブジェクトは一番上のレイヤー(層)に移されます。
- 最背面へ: オブジェクトを最背面に移動することにより、そのオブジェクトは一番下のレイヤーに移されます。
- 前面へ: オブジェクトを別のオブジェクトの前面に移動すると、選択したオブジェクトを1 つ上のレイヤーに移すことができます。つまり、そのオブジェクトは最上位のレイヤにより近づきます。
- 背面へ: オブジェクトを別のオブジェクトの背面に移動すると、選択したオブジェクトを1 つ下のレイヤーに移すことができます。つまり、そのオブジェクトは一番下にあるオブジェクトにより近づきます。
各オブジェクトを整列する際、互いとの関連においてオブジェクトを配置します。各オブジェクトを整列することにより、互いの位置関係を正確に考慮しながらオブジェクトを配置することができます。各オブジェクトは水平方向および垂直方向に整列させることができます。
選択した整列方向において一番端にあるオブジェクトが、オブジェクトを整列する際の基準となります。例えば、選択した複数のオブジェクトを左側で揃えたい場合、一番左端にある選択オブジェクトは固定されたままで、他のオブジェクトがそのオブジェクトに合わせて整列されます。
調整サブメニューからオブジェクト整列を選択するとオブジェクト整列ダイアログボックスが表示されます:

ダイアログボックス中のアイコンを使用して、選択されたオブジェクトを互いに整列します。
縦方向と横方向の整列をそれぞれ1 つだけ選択してください。すると、モデルオブジェクトが移動し、整列の結果を示します。
注: アイコンを選択解除するには、再度クリックします。
オブジェクトを“グループ化”することにより、複数のオブジェクトを連結して1 つのオブジェクトにすることができます。グループ化されたオブジェクトは、その操作や編集を行う際に、単独のオブジェクトのように動作します。また、グループ化されたオブジェクトは、他のオブジェクトと同じように操作することができます。例えば、その属性を変更したり、またはサイズを変えることができます。
複数のオブジェクトをグループ化すると、個々のオブジェクトの属性がすべて維持されます。ただし、グループの任意の属性を変更すると、そのグループ内の全オブジェクトに対して影響を与えます。例えば、グループに対して新しい塗りつぶしパターンを選択すると、そのグループ内の各オブジェクトにそのパターンが適用されます。
オブジェクトを“グループ解除”すると、グループを構成する各オブジェクトに分かれます。オブジェクトのグループ化が解除されると、各構成要素は別々のオブジェクトに戻ります。グループ解除されたオブジェクトは、グループの一部であった時に行われたすべての変更を保持します。
オブジェクトをグループ化/グルぷ化解除するには、オブジェクトメニューの調整サブメニューからグループ化またはグループ化解除を選択します。