4D v13.4

QR REPORT

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QR REPORT

QR REPORT 


 

QR REPORT ( {aTable ;} document {; hierarchical {; wizard {; search {; *}}}} ) 
引数   説明
aTable  テーブル in レポートを作成するテーブル、省略時はデフォルトテーブル
document  文字 in ロードするクイックレポートドキュメント
hierarchical  ブール in True = リレートするnテーブルを表示 Falseまたは省略 = 表示しない (デフォルト)
wizard  ブール in True = ウィザード・ボタンを表示 Falseまたは省略 = 表示しない (デフォルト)
search  ブール in True = 検索ツールとマスターテーブル選択を表示する Falseまたは省略 = 表示しない (デフォルト)
演算子 in プリントダイアログボックスを表示しない

説明   

QR REPORTは次に示すクイックレポートエディターを用いて作成された、aTableのレポートを印刷します。

クイックレポートエディターを使用すると、ユーザは独自のレポートを作成することができます。「クイックレポート」エディターを用いたレポートの作成に関する詳細は、4D Design Referenceマニュアルを参照してください。

注:

  • aTableが“非表示”に定義されている場合、エディターは表示されません。
  • QR REPORTコマンドによって表示されたクイックレポートエディターには、リレーションの自動とマニュアルを切り替えるすべてのリレートを自動にするチェックボックスがありません。デベロッパーはSET AUTOMATIC RELATIONSおよびSET FIELD RELATIONコマンドを使用して、リレートの状態を制御することができます。
  • エディターは外部ウィンドウ内に呼び出され、このコンテキストでQR ON COMMANDコマンドを使用することはできません。

document引数には、クイックレポートエディターを用いて作成され、ディスク上に保存されたレポートドキュメントを渡します。このドキュメントにはレポートに関する仕様が納められ、印刷されるレコードは含みません。
documentに空の文字列 ("") が指定されると、QR REPORTはファイルを開くダイアログボックスを表示し、ユーザは印刷するレポートを選択することができます。
document引数にドキュメントが指定され、そのドキュメントが存在しない場合(例えばdocumentChar(1)を指定)、クイックレポートエディターが表示されます。

hierarchical引数には、フィールド選択リストにnテーブルを表示するかどうかを指定します。デフォルトでこの値はFalse (nテーブルを表示しない) に設定されています。

wizard引数には、クイックレポートエディター上にウィザードを開くボタンを表示するかどうかを指定し、結果としてウィザードへのアクセスを許可または禁止します。デフォルトでこの値はFalse (ウィザードへのアクセス不可) に設定されます。

search引数には、クイックレポートエディター上に新規クエリボタンとマスターテーブルドロップダウンメニューを表示するかどうかを指定し、結果としてカレントテーブルとカレントマスターテーブルの変更を許可または禁止します。デフォルトでこの値はFalse (検索ツールやマスターテーブルへアクセス不可) に設定されます。

引数 * を指定しない場合、レポートの選択後に印刷ダイアログが表示されます。この引数を指定すると、これらのダイアログボックスは表示されず、レポートが印刷されます。

クイックレポートエディターが起動されない場合、レポートが印刷されるとシステム変数OKには1が、印刷されない場合 (つまり、ユーザーが印刷ダイアログでキャンセルをクリックした場合) には0が代入されます。

4D Server: このコマンドは、ストアドプロシージャーのコンテキストで、4D Server上で実行することができます。この場合次の制約があります:

  • サーバーマシン上にはダイアログボックスを一切表示しないでください(特定の必要性がある場合を除く)。これを実現するには、コマンドを呼び出す際に、引数 * を指定する必要があります。
  • 4D Serverでは、レポートエディターを表示させる構文は動作しません。これを行った場合、システム変数OKは0に設定されます。
  • プリンター関連の問題が発生しても(用紙切れ、プリンター接続切断など)、エラーメッセージは生成されません。

次の例では、ユーザが[People]テーブルを検索した後に、“Detailed Listing”というレポートが自動的に印刷されます:

 QUERY([People])
 If(OK=1)
    QR REPORT([People];"Detailed Listing";False;False;False;*)
 End if

次の例題では、ユーザは[People]テーブルを検索した後に、印刷するレポートを選択することができます:

 QUERY([People])
 If(OK=1)
    QR REPORT([People];"";False;False;False)
 End if

次の例題では、ユーザが[People]テーブルを検索した後にクイックレポートエディタが表示され、レポートの設計、保存、ロード、印刷を行うことができます:

 QUERY([People])
 If(OK=1)
    QR REPORT([People];Char(1);False;True)
 End if

SET FIELD RELATION コマンドの例題参照

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: クイックレポート
番号: 197

このコマンドはOKシステム変数を更新しますリモートモードでは動作が異なります。

 
目次

コマンドリスト (文字順)

 
履歴 

変更: 4D 2004

 
参照 

PRINT LABEL
PRINT SELECTION
SET ALLOWED METHODS