ピクチャーライブラリを使用してグラフィックを保存し、それらのピクチャーをフォーム、ツールバー、リストアイコン、ピクチャーメニュー項目またはピクチャーボタンなどのデザイン要素として使用することができます。ピクチャーライブラリを使用するとデータベースの複数の場所でグラフィックを使用できますが、その保存は1 箇所だけで構いません。ピクチャーライブラリ内の画像を更新すると、その画像への参照が自動的に更新されます。この機能により、ストラクチャーファイルのサイズが小さくなり、データベースへの変更の管理がより簡単になります。
4Dはほとんどのカレントのピクチャーフォーマット (特にJPEG, SVG, PNG, BMP, GIF および TIFFフォーマット) をサポートしています。 ピクチャーライブラリでは、ピクチャーは元のフォーマットで格納されます。フォーマットによって異なる特定の機能 (透過など) はそのまま保持され、変更されずに表示されます。PICTURE CODEC LISTコマンドを使用して、そのマシンで使用できるネイティブフォーマットのリストを取得できます。
また、ピクチャーライブラリには2D ペイントエディターが組み込まれているため、ピクチャーの作成や修正を行うことができます。このような作業環境は、ボタンやアイコンの設計には理想的です。この場合ピクチャーはPICTフォーマットで保存されます。
上記の機能に加えて、ピクチャーライブラリにはピクチャーボタンやピクチャーメニューを作成するためのサムネールテーブルを作成、編集する機能が統合されています。
ピクチャーライブラリは4Dのツールボックスにあります。ピクチャーライブラリを表示するには:
- デザインメニューからツールボックス > ピクチャーライブラリを選択します。
または
4Dツールバーのツールボックスボタンをクリックし、ピクチャーページを表示します。
ピクチャーライブラリウィンドウにはデータベースに格納されているピクチャーのリストが表示されます。このページにはピクチャーを管理するためのコマンドやピクチャーを編集するためのツールバーが含まれます:

リスト下部にあるオプションボタンを使用して、表示モードやピクチャーライブラリリストの並び替え条件を設定できます:

- 表示モードの選択 (名前リストまたはサムネール)
リスト:
サムネール:
- 名前 (デフォルト) またはID番号でピクチャーを並び替えることができます。ソートは常に昇順です。IDでソートコマンドを選択し、サムネールで表示されていると、名前の代わりにIDが各サムネールの下に表示されます。