4D v13.4

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4D v13.4
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GRAPH ( graphArea ; graphNumber ; xLabels {; yElements} {; yElements2 ; ... ; yElementsN} ) 
引数   説明
graphArea  ピクチャー変数, グラフ変数 in グラフエリアまたはピクチャ変数
graphNumber  倍長整数 in グラフタイプ番号
xLabels  配列 in X軸ラベル
yElements  配列 in グラフにするデータ (最大8個)

説明   

互換性に関する注意: 4D v13より、4D Chartプラグインは4Dに含まれず、必要に応じてインストールしなければなりません。互換性のためGRAPHコマンドはこのプラグインがインストールされていればそれを使用してグラフを生成します。しかし今後は4Dに統合されたSVGレンダリングエンジンを使用することを強く推奨します。

GRAPHコマンドは、フォームのグラフエリアやピクチャ変数に、配列のデータを使用してグラフを作成します。GRAPHコマンドはフォームメソッドまたはフォームに属するオブジェクトメソッド、あるいはこれら二つのメソッドから呼ばれるプロジェクトメソッドに置かなければなりません。

このコマンドで生成されるグラフは、統合されたSVGレンダリングエンジンを使用して描画されます。グラフにはピクチャー変数に関連付けられたインターフェース機能があります: (表示フォーマットの設定などに使用できる) アプリケーションモードのコンテキストメニュー、スクロールバー等。生成されたグラフには自動で特別なIDが割り当てられ、それらを個々に処理するために使用できます (後述参照)。

注: SVG (Scalable Vector Graphics) はグラフィックファイルフォーマット (.svg 拡張子) です。XMLに基づき、このフォーマットは広く使用され、特にWebブラウザで表示できます。詳細は以下のWebサイトを参照してください: http://www.w3.org/Graphics/SVG/SVG EXPORT TO PICTUREコマンドを使用して、統合されたSVGエンジンを利用することもできます。

graphArea引数にはフォーム中でグラフを表示するピクチャー変数を渡します。

注: 互換性のため、コマンドはgraphArea引数にグラフエリアや4D Chartエリア参照を受け入れます。しかしこのシンタックスの利用は推奨されません。

引数graphNumは描画されるグラフタイプを定義します。これは1から8までの数値でなければなりません。グラフタイプについては例題1を参照してください。グラフタイプを変更する場合は、グラフを作成した後でgraphNumを変更し、GRAPHコマンドをもう一度実行します。

引数xLabelsは、X軸(グラフの一番下)に使用するラベルを定義します。このデータは文字列、日付、時間、数値タイプのいずれでも構いません。xLabelsyElementsの配列要素数はそれぞれ同じでなければなりません。

引数yElementsで指定するデータは、グラフにするデータです。このデータは数値でなければなりません。最大8つのデータセットをグラフ化することができます。円グラフは、最初のyElementsのみをグラフ化します。

SVGグラフ中で見つけられる要素には自動で特定のIDが割り当てられるようになりました:

ID説明
ID_graph_1 ~ ID_graph_8棒、折れ線、面...
ID_graph_shadow_1 ~ ID_graph_shadow_8グラフの影...
ID_bullet_1 ~ ID_bullet_8点 (折れ線および散布図のみ)
ID_pie_label_1 ~ ID_pie_label_8円グラフのラベル (円グラフのみ)
ID_legend_1 ~ ID_legend_8凡例のタイトル
ID_legend_border凡例の境界線
ID_legend_border_shadow凡例境界線の影
ID_x_valuesX軸の値
ID_y_valuesY軸の値
ID_y0_axisZ軸の値
ID_background背景
ID_background_shadow背景の影
ID_x_gridX軸のグリッド
ID_x_grid_shadowX軸のグリッドの影
ID_y_gridY軸のグリッド
ID_y_grid_shadowY軸のグリッドの影

例題  

以下の例は、グラフィックエンジンを使用して得ることのできる異なるグラフタイプを示します。コードはフォームメソッドあるいはオブジェクトメソッドに記述されます:

 C_PICTURE(vGraph// SVG エンジンを使用する場合に指定する
 ARRAY STRING(4;X;2// X軸の配列を作成
 X{1}:="1995" // X ラベル#1
 X{2}:="1996" // X ラベル#2
 ARRAY REAL(A;2// Y軸の配列を作成
 A{1}:=30 // データ挿入
 A{2}:=40
 ARRAY REAL(B;2// Y軸の配列を作成
 B{1}:=50 // データ挿入
 B{2}:=80
 vType:=1 // グラフタイプを初期化
 GRAPH(vGraph;vType;X;A;B) // グラフ描画
 GRAPH SETTINGS(vGraph;0;0;0;0;False;False;True;"France";"USA") // グラフの凡例をセット

以下の図はレンダリングエンジンごとのグラフの結果を示します。

  • vType=1: 棒グラフ
  • vType=2: 積上げ棒グラフ
  • vType=3: 比率棒グラフ
  • vType=4: 線グラフ
  • vType=5: 面グラフ
  • vType=6: 点グラフ
  • vType=7: 円グラフ
  • vType=8: ピクチャーグラフ

    注: ピクチャーはデフォルトでシンプルな四角です。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: グラフ
番号: 169

 
目次

コマンドリスト (文字順)

 
履歴 

New
変更: 4D v11 SQL
変更: 4D v13

 
参照 

GRAPH SETTINGS
GRAPH TABLE
SVG EXPORT TO PICTURE