4D v13.4

付録 B: Mac OSでのコマンドラインインターフェース

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4D v13.4
付録 B: Mac OSでのコマンドラインインターフェース

付録 B: Mac OSでのコマンドラインインターフェース  


 

 

Mac OS Xのターミナルを使用してコマンドから4Dアプリケーション (4Dおよび4D Server) を操作できます。この機能を使用するとリモートからデータベースを開いたり閉じたりでき、特にWebサーバーとして動作する4Dの管理に便利です。

Mac OS Xターミナルを使用して4Dコマンドを実行できるようにするために、パッケージ内の実行可能アプリケーションバイナリが格納されたフォルダーにアクセスしなければなりません (Contents/MacOS パス)。
例えば4Dパッケージが MyFolder フォルダーにある場合、パスは以下のようになります:

/MyFolder/4D.app/Contents/MacOS/4D

注: アプリケーションアイコンをターミナルにドラッグ&ドロップしてパスを取得することもできます。

コマンドラインの最後に"&"文字を渡して、アプリケーションが別プロセスのバックグランドタスクとして実行されるよう指定することを推奨します例えば:

/MyFolder/4D.app/Contents/MacOS/4D &

4Dアプリケーションがサポートするコマンドと引数は以下の通りです:

  • アプリケーションを起動
    シンタックス: Path/ApplicationName
    :
    4D.app/Contents/MacOS/4D &

    このコマンドの結果は4Dアプリケーションのダブルクリックと同じです。アプリケーションが実行され、データベース選択ダイアログが表示されます。
  • ストラクチャーファイルを指定してアプリケーションを起動
    シンタックス: Path/ApplicationName StructurePath
    :
    4D.app/Contents/MacOS/4D /Users/Roger/Databases/MyDatabase/MyDatabase.4DB

    このコマンドはアプリケーションを起動し、指定されたストラクチャーファイルとカレントデータファイルを開きます。データベース選択ダイアログボックスは表示されません。
  • ストラクチャーファイルとデータファイルを指定してアプリケーションを起動
    シンタックス: Path/ApplicationName -d DataPath StructurePath
    :
    4D.app/Contents/MacOS/4D -d /Users/Roger /Databases/MyDatabase/MyDatabase.4DD /Users/Roger/Databases/MyDatabase/MyDatabase.4DB

    このコマンドはアプリケーションを起動し、指定されたストラクチャーファイルと選択されたデータファイルを開きます。データベース選択ダイアログボックスは表示されません。
  • アプリケーションを終了
    シンタックス: kill -s INT process_ID
    :
    kill -s INT 323

    このコマンドの動作は終了コマンドの選択と同じです。プロセスはひとつづつ終了され、キャッシュがフラッシュされ、アプリケーションが終了します。
    注: 4Dアプリケーションのプロセス番号は ps や top などのコマンドで取得できます。
  • ヘルプ
    シンタックス: Path/ApplicationName -h
    :
    4D.app/Contents/MacOS/4D -h

    このコマンドはMac OS Xターミナルで使用可能なコマンドの説明を表示します。
  • カレントセッションでないユーザーセッションでアプリケーションを起動
    シンタックス: Path/ApplicationName -u UserName -g GroupName
    :
    4D.app/Contents/MacOS/4D -u john -g accnt

    このコマンドは指定したユーザーセッションで強制的にアプリケーションを起動します (デフォルトではカレントユーザーセッションが使用されます)。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 付録