4D v13.4WEB GET OPTION |
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4D v13.4
WEB GET OPTION
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WEB GET OPTION ( selector ; value ) | ||||||||
引数 | 型 | 説明 | ||||||
selector | 倍長整数 |
![]() |
取得するオプションのコード | |||||
value | 倍長整数, テキスト |
![]() |
オプションの値 | |||||
WEB GET OPTIONコマンドは4D Webサーバー処理に関するオプションの現在の設定値を取得するために使用します。
selector 引数には取得するWebオプションを指定する値を渡します。Web Serverテーマの以下の定数を使用できます:
定数 | 型 | 値 | コメント |
Web Character set | 倍長整数 | 17 | スコープ: 4D ローカル, 4D Server 2セッション間で設定を保持: Yes 説明: データベースに接続するブラウザーとの通信に (ローカルモード4Dと4D Serverの) Webサーバーが使用する文字セット。デフォルト値はOSの言語に依存します。この引数はデータベース設定でも設定できます。 値: 取りうる値は、文字セットに関連するデータベースの動作モードによります。
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Web HTTP Compression Level | 倍長整数 | 50 | スコープ: ローカルWebサーバー 2セッション間で設定を保持: No 説明: 4D HTTPサーバーで使用されるすべての圧縮されたHTTP通信 (クライアントのリクエスト、サーバーのレスポンス、WebおよびWebサービス) の圧縮レベル。このセレクターを使用すれば圧縮率を犠牲にして実行速度を速めるか、速度を優先して圧縮率を高めるかを選択できます。値の選択は交換するデータのサイズやタイプに基づきます。value引数に1から9までの値を渡します。1は速度優先、9は圧縮率優先です。また-1を渡して圧縮速度と圧縮率の妥協点を指定できます。デフォルトの圧縮レベルは1 (速度優先) です。 とりうる値: 1 から 9 (1 = 速度優先, 9 = 圧縮優先) または -1 = 最適 |
Web HTTP Compression Threshold | 倍長整数 | 51 | スコープ: ローカルHTTPサーバー 2セッション間で設定を保持: No 説明: 最適化モードの内部的な4D Webサービス通信フレームワークにおいて、圧縮を行わないリクエストサイズの敷居値を設定できます。この設定は、小さなデータ交換時に圧縮を行うことによる、マシンの時間の浪費を避けるために有効です。 とりうる値: 任意の倍長整数値。valueにはバイト単位でサイズを渡します。デフォルトで、圧縮の敷居値は1024バイトに設定されています。 |
Web HTTPS Port ID | 倍長整数 | 39 | スコープ: 4D ローカル, 4D Server 2セッション間で設定を保持: Yes 説明: ローカルモード4Dおよび4D ServerのWebサーバがSSLによるセキュアな接続(HTTPSプロトコル)で使用するTCP ポート番号。HTTPS ポート番号はデータベース設定の"Web/設定"ページで指定できます。デフォルト値は443 (標準ポート番号) です。value引数にTCP Port Numbersテーマの定数を渡すこともできます。 とりうる値: 0~65535 |
Web Inactive process timeout | 倍長整数 | 78 | スコープ: ローカルWebサーバー 2セッション間で値を保持: No. しかしHTTPサーバーを再起動しただけの場合は保持されます。 説明: セッション管理のために使用されるプロセスのタイムアウトを設定します。タイムアウト後、プロセスは終了されます。 取りうる値: 倍長整数 (分) デフォルト値: 480分 (= 8時間) (0を渡すとデフォルト値に設定されます) |
Web Inactive session timeout | 倍長整数 | 72 | スコープ: ローカルWebサーバー 2セッション間で値を保持: No. しかしHTTPサーバーを再起動しただけの場合は保持されます。 説明: セッション管理のために使用されるcookieのタイムアウトを設定します。 取りうる値: 倍長整数 (分) デフォルト値: 480分 (= 8時間) (0を渡すとデフォルト値に設定されます) |
Web IP Address to listen | 倍長整数 | 16 | スコープ: 4D ローカル, 4D Server 2セッション間で設定を保持: Yes 説明: ローカルモード4Dおよび4D ServerのWebサーバがHTTPリクエストを受信するIPアドレス。デフォルトで、特定のアドレスは定義されていません(value=0)。この引数はデータベース設定で設定できます。 Web IP Address to listenセレクターは、コンパイルして4D Volume Desktopを組み込んだ4D Webサーバで役立ちます (この場合デザインモードへのアクセス手段がありません)。 value引数には16進数のIPアドレスを渡します。つまり、“a.b.c.d”のようなIPアドレスを指定するには、以下のようなコードを作成します:
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Web Keep session | 倍長整数 | 70 | スコープ: ローカルWebサーバー 2セッション間で設定を保持: No. しかしHTTPサーバー再起動後も設定は有効。 説明: 4Dによる自動セッション管理モード (Webセッション管理) の有効/無効を設定する。 取りうる値: 1 (有効) / 0 (無効) デフォルト値: v13で作成されたデータベースでは1、変換されたデータベースでは0。このモードはリモートモードで一時的なコンテキストの再利用メカニズムも有効にする点に留意してください。このメカニズムに関する詳細はWebサーバー設定を参照してください。 |
Web Log Recording | 倍長整数 | 29 | スコープ: 4D ローカル, 4D Server 2セッション間で設定を保持: Yes 説明: ローカルモード4Dまたは4D ServerのWebサーバーが受け取るWebリクエストの記録を開始または停止します。デフォルト値は0(リクエストを記録しない)です。 Web リクエストのログは"logweb.txt"という名前のテキストファイルに保存されます。このファイルは自動でストラクチャファイルと同階層のLogsフォ ルダー内に作成されます。このファイルのフォーマットは、渡した値により決定されます。Webログファイルフォーマットに関する詳細はWebサイトに関する情報を参照してください。 このファイルはデータベース設定の"Web/ログ"ページからも有効にできます。 とりうる値: 0 = 記録しない (デフォルト), 1 = CLFフォーマットで記録, 2 = DLFフォーマットで記録, 3 = ELFフォーマットで記録, 4 = WLFフォーマットで記録 警告: フォーマット3および4はカスタムフォーマットであり、記録する内容を事前にデータベース設定で定義しなければなりません。事前定義せずにこれらのフォーマットを使用した場合、ログファイルは作成されません。 |
Web Max Concurrent Processes | 倍長整数 | 18 | スコープ: 4D ローカル, 4D Server 2セッション間で設定を保持: Yes 説明: ローカルモード4Dならびに4D ServerのWebサーバーでサポートされる、任意のタイプの同時Webプロセス上限数を厳密に設定。この上限数(マイナス1)に達した場合、4Dはそれ以上プロセスを作成しなくなり、HTTPステータス503(Service Unavailable)をすべての新しいリクエストに返します。 このパラメーターにより、同時に行われる非常に膨大な数のリクエストやコンテキスト作成に関する過大な要求の結果として、4D Webサーバが飽和状態になることを防ぐことができます。このパラメーターはデータベース設定でも設定できます。 理論上、Webプロセスの最大数は次の計算式の結果になります: 使用可能メモリ/Webプロセスのスタックサイズ。別の解決策は、ランタイムエクスプローラに表示されるWebプロセス情報を監視する方法です。つまり現在のWebプロセス数およびWebサーバの開始以降に達した最大数を監視します。 値: 10から32 000までの任意の数。デフォルト値は100。
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Web Max sessions | 倍長整数 | 71 | スコープ: ローカルWebサーバー 2セッション間で設定を保持: No. しかしHTTPサーバー再起動後も設定は有効。 説明: 4Dの自動セッション管理下のセッション上限数。設定した上限に達すると、もっとも古いセッションが閉じられます。 取りうる値: 倍長整数値 デフォルト値: 100 (0を渡すとデフォルト値が設定されます) |
Web Maximum requests size | 倍長整数 | 27 | スコープ: 4D ローカル, 4D Server 2セッション間で設定を保持: Yes 説明: Webサーバに処理を許可する受信HTTPリクエスト (POST) の最大サイズ (バイト単位)。デフォルト値は2,000,000 (2MBより少し少ない値) です。最大値(2,147,483,648)を渡すと、実際上は制限がなくなります。 この制限は、受信するリクエストが大きすぎるためにWebサービスが飽和してしまうことを回避するために使用します。リクエストがこの制限に達すると、4D Webサービスはリクエストを拒否します。 とりうる値: 500,000~2,147,483,648. |
Web Session cookie name | 倍長整数 | 73 | スコープ: ローカルWebサーバー 2セッション間で設定を保持: No. しかしHTTPサーバー再起動後も設定は保持される。 説明: 4Dの自動セッション管理機能で使用されるcookieのname属性値。 取りうる値: テキスト デフォルト値: "4DSID" (空文字を渡すとデフォルト値が設定されます。) |
注 (v13.2): selector 引数に使用できるコードが追加されました。将来のバージョンの4Dではこれらのコードのための定数が追加される予定です。v13.2では数値を指定することで使用できます。詳細はWEB SET OPTIONを参照してください。
プロダクト: 4D
テーマ: Webサーバ
番号:
1209
初出: 4D v13
変更: 4D v13.2