変更を行う各ユーザーフォームごとに、オブジェクトライブラリを使用することができます。
オブジェクトライブラリは4Dのデザインモードで作成する外部ファイルです。このファイルにはフォームで使用することのできるオブジェクト (ボタン、テキスト、階層リスト等) を格納することができます。ライブラリからドラッグ&ドロップやコピー&ペーストでオブジェクトをフォームに配置できます。オブジェクトライブラリについてはカスタムオブジェクトライブラリの作成と使用で説明しています。
オブジェクトはすべてのプロパティと標準アクションとともに格納されます。ユーザーフォームエディターではオブジェクトメソッドが記述されたオブジェクトを使用することができません。ユーザーフォームエディターからオブジェクトライブラリを呼び出すと、オブジェクトメソッドを持たないオブジェクトだけが表示されます。
ユーザーフォームエディターを表示するEDIT FORMコマンドの最後の引数を使用して、開発者はオブジェクトライブラリファイルを指定できます。この引数が有効であればライブラリが表示され、ユーザーフォームエディターで利用できます。ライブラリを開くには、ユーザーはエディターツールバーの対応するアイコン
をクリックします。
ライブラリウィンドウが表示されます:

注: オブジェクトライブラリには最大32,000項目までを格納できます。
ユーザーはドラッグ&ドロップやコピー&ペーストを使用してフォームにオブジェクトを追加できます。ライブラリから挿入されたオブジェクトのすべてのプロパティは自動でユーザーからのアクセスが可能となります (座標、アピアランス)。
各オブジェクトライブラリはコンテキストメニューを持ち、基本的な編集コマンドへのアクセスを提供します。ユーザーフォームエディター中では、コピーコマンドのみを利用できます。ユーザーはライブラリから項目を削除したり名前を変更したり、ライブラリに項目を追加することはできません。