4D Doc Center : USE CHARACTER SET

4D v13.4

USE CHARACTER SET


USE CHARACTER SET ( map \| * {; mapInOut} )

引数	型	説明
map \| *	文字, 演算子	使用する文字セット名 (Unicodeモード), または使用するASCIIマップドキュメント名 (ASCIIモード), または * の場合、デフォルトの文字セット/ASCIIマップにリセット
mapInOut	倍長整数	0 = 出力マップ 1 = 入力マップ省略した場合、出力マップ

説明

USE CHARACTER SETは、データベースとドキュメントまたはシリアルポート間のデータ交換の際、4Dが使用する文字セットを変更するために使用できます。このコマンドはカレントプロセスに有効です。交換操作にはテキスト (ASCII), DIF, そして SYLK ファイルの読み込み/書き出しが含まれます。ASCIIマップはまたSEND PACKET, RECEIVE PACKET (テキスト型パケット) そしてRECEIVE BUFFERによるデータ交換にも使用されます。SEND RECORD, SEND VARIABLE, RECEIVE RECORD, SEND PACKET, RECEIVE PACKET (BLOB型パケット) そして RECEIVE VARIABLEによるデータ交換には影響しません。影響を与えるコマンドについてはページ右の参照欄をご覧ください。

USE CHARACTER SETコマンドは、データベースがUnicodeモードあるいはASCII互換モードどちらで動作しているかにより、動作が異なります。コマンドはメモリに文字セットまたはASCIIマップをロードします。

Note: これらのモードについてはASCIIコードを参照してください。

Unicodeモード
Unicodeモードでは、map 引数に使用する文字セットの“IANA”名、またはそのエイリアス名を渡さなければなりません。例えば、“iso-8859-1”と“utf-8”は有効な名前であり、そのエイリアス“latin1”あるいは“l1”もまた有効です。これらの名前に関する詳細は、以下のサイトを参照してください:

http://www.iana.org/assignments/character-sets

IANA名に関する説明はCONVERT FROM TEXTコマンドにもあります。

ASCII互換モード
このモードでは、コマンドは、(mapに渡した) 保存済みのASCIIマップドキュメントをメモリにロードし、使用します。ASCIIマップは以前のバージョンの４Dを使用して事前に作成されていなければなりません。mapに空の文字列を渡すと、USE CHARACTER SETは標準のファイルを開くダイアログを表示し、ユーザは既存のASCIIマップを選択できます。

mapInOutが0の場合、マップは書き出しのために設定されます。mapInOutが1の場合、マップは読み込みのために設定されます。mapInOut 引数を渡さない場合、デフォルトで書き出しマップが使用されます。

* 引数が渡されると、 (mapInOutの値に基づき、読み込みまたは書き込みが) デフォルトの文字セットに再設定されます。

Unicodeモードでは、デフォルト文字セットはUTF-8です。
互換モードでは、標準のMac ASCIIに再設定されます。

例題

以下の例題 (Unicodeモード) では、UTF-16文字セットをテキストの書き出しに使用し、その後デフォルトの文字セットに再設定します:

 USE CHARACTER SET("UTF-16LE";0) ` UTF-16 'リトルエンディアン' 文字セットを使用

 EXPORT TEXT([MyTable];"MyText") ` マップを通してデータを書き出し

 USE CHARACTER SET(*;0) ` デフォルト文字セットに戻す

システム変数およびセット

マップが正しくロードされるとシステム変数OKに1が設定され、そうでなければ0が設定されます。