2つの新しいコマンドを使用して、コード中で使用されていない変数やメソッドを検出することができます。使用メモリーを減らす目的などで、これらを取り除くことができます。
このコマンドはデザインモードの編集メニュー内にあります:

未使用のメソッドとグローバル変数を検索コマンドは、定義されているが使用されていないプロジェクトメソッドやグローバル変数 (プロセスおよびインタープロセス変数) を探します。検索結果は標準の結果ウィンドウウィンドウに表示されます。
プロジェクトメソッドは以下の場合に未使用と判断されます:
- ゴミ箱の中にない
- 4Dコード中から呼び出されていない
- メニューコマンドから呼び出されていない
- 4Dコード中で文字定数として呼び出されていない (4Dは、括弧にふくまれる引数を伴ってメソッド名が書かれていても、それを検知します)
プロセスおよびインタープロセス変数は以下の場合に未使用と判断されます:
- 4DコードでC_XXXやARRAY XXXタイプの定義コマンドを使用して定義されている
- 4Dコードの他の場所で使用されていない
- フォームオブジェクトで使用されていない
特定のケースではこの機能により検出できない場合があります。例えば実際は使用されているのに、未使用と判定される場合があります。例えば以下のようなコードの場合です:
このコードはメソッド名を計算で構築しています。この場合
mymethod42プロジェクトメソッドは、実際に呼び出されてはいますが、未使用と判定されます。
そのため、未使用と判定されたオブジェクトを削除する前に、その要素が本当に必要ないかを検証されることをお勧めします。
未使用のローカル変数を検索コマンドは定義されているが使用されていないローカル変数を検索します。検索結果は標準の結果ウィンドウに表示されます。
ローカル変数は以下の場合に未使用と判定されます:
- 4Dコード中でC_XXXやARRAY XXXタイプのコマンドを使用して定義されている
- 同じメソッド内の他の場所で使用されていない